第14回青山ソーシャル映画祭を開催しました! 学習
9月29日(木)、青山ソーシャル映画祭にて料理人ガストン・アクリオ」を上映しました。上映後は、アンチエイジング・疾病予防において今最も注目を集める「抗糖化」のためのライフスタイル、食材、調理法について、日本臨床栄養協会認定サプリメントアドバイザー/三吉健心さんにお話し頂くとともに、体内の糖化レベルを測定する「AGE(終末糖化産物)測定会」を行いました!
食や料理は、国のアイデンティティの最も重要な要素であり、人々の生活を向上させ国をひとつにまとめる力を持っています。 政治家でも革命家でもない、ペルーを代表する料理人ガストン・アクリオ。料理人としてのキャリアをフレンチから始めましたが、やがて念願のレストランには金持ちばかりが集まり、そして自国の食材を活かしきっていないことに気付きます。その後、彼は「母国のすばらしい文化を世界へ発信する」という揺るぎない夢と情熱を持ち、生産者との対話、食を通じたコミュニティづくり、料理学校の運営などを精力的に行い、ペルーの文化、そして国自体に大きな革命をもたらしました。「食で自国のアイデンティティを取り戻す」というアプローチは、何でも手に入る日本人には想像がつかないことかもしれません。”料理人はストーリーの語り手であれ”と、ペルーの食材と生産者を尊重するというガストンの教えは、貧困や格差、遺伝子組み換え、環境破壊といった社会課題の解決策の1つとも言えます。
上映会後の抗糖化のためのミニセミナーとAGE測定会にもほとんどの方が残ってくださいました。体内のAGE値を下げるためには大きく3つのアプローチが必要です。 ※糖化とは:「酸化」をサビとすると、「糖化」はコゲに例えられ、酸化より糖化の方が老化のスピードを早めると言われています。 体内の古いタンパク質が糖と結び付くことで老化物質AGEに変化し体内に蓄積します。
1.体内でAGEを作らない(糖の吸収を穏やかにし、血糖値を上げにくい食事の仕方をする)
- 野菜や海草、キノコ類など食物繊維の多いものを先に摂る
- ゆっくり腹八分に食べる
- 間食や糖質の多い主食を食べ過ぎない
2.高AGE食品の摂取を控えめにする
- 食品中のAGEは高熱で調理するほど高くなります
(低)生→ゆでる→焼く→揚げる→レンジ(高) - タバコは吸わない
タバコはもともと高AGEな上に、さらに火をつけて吸うため大量のAGEが体内に取り込まれます - 清涼飲料水の摂りすぎに注意
コーラや甘いジュースに含まれる人工甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEをつくると言われています
3.代謝を促しAGEを体内に溜めない
- 食物繊維や乳酸菌を摂り、腸内環境を整える
AGEなど老廃物がが排出しやすい身体づくり - 適度な運動をする
血糖値が最も上がるのが食後1時間後。食後30分からの軽い運動は血糖値の上昇を抑えることができます。 - 質のよい睡眠はAGEを減らします
新陳代謝のためのゴールデンタイム(22時~24時)でよい睡眠をとることでAGEが排出されやすくなります。 - ストレスをため込まない
ストレスにより一時的に血圧や血糖値があがりやすくなったり、新陳代謝が悪くなります。
血糖が大きく関わるので、糖尿病予防、改善のためのライフスタイルにとてもよく似ていますね。AGEは糖尿病予防の指標としても注目されているのだそうです。参加された皆さん同士で、AGE値やカラダ年齢を比較し合って、とても楽しそうでしたよ♪ 実年齢より10歳以上多くカウントされた方(私を含め・・・)は、3つのアプローチはマストです!!