「第14回ソーシャルイノベーションセミナー」開催のお知らせ 12/2(水)19:00~
第14回ソーシャルイノベーションセミナーを開催致します。このセミナーは、政府や企業の役割にとらわれない柔軟な発想による新しいライフスタイルやサービスを提供することで理想社会を実現しようとする先駆者の奮闘記に触れ、自身の価値観を破り、ビジョンの設定と実現に至るまでのプロセス管理を学ぶセミナーです。今回は大阪・釜ヶ崎でホームレスを生みださない社会を目指し、ホームレスに陥った人々への就労、生活支援=“あったらいいな”をおっちゃん達と共につくり続けるNPO法人Homedoor理事長の川口加奈さんにご登壇頂きます。
<開催概要>
■日時 2015年12月2日(水)19:00~20:30 (受付開始18:30)
■場所 薬樹株式会社 青山オフィス (東京都港区赤坂8-5-26赤坂DSビル4F)
■講演内容
HUBchariで開く社会復帰へのドア(仮)~「ホームレス状態を生みださない日本」を目指して~
厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査」によると、この10年間でホームレスの数は約1/3に減少していることがわかります。しかし、実際は、小屋を持たず夜だけ路上に寝泊まりする人、ネットカフェやファストフード店での寝泊まりする人、日雇い仕事の寮に短期で寝泊まりする人など「見えないホームレスの人」が増え、ホームレス問題も複雑化し支援が難しい状況にあります。ほとんどの場合、失業をきっかけに家族、住居、健康、貯金などを徐々に失くした結果、居場所を失いホームレスになったケースで、一度ホームレスになると自力でその状態から脱出することはほぼ不可能です。
そんな状況において、ホームレスの就労支援や生活支援、ホームレスへの偏見や誤解をなくす啓発活動をしているのがNPO法人Homedoorの川口加奈さんです。“ホームレス状態”は誰にでも起こり得ることなのだと知った時から川口さんの価値観は一変します。Homedoorを立ち上げ、ホームレスのおっちゃん達がアルミ缶回収のために放置自転車を修理して使っていることから、その特技を活かして整備した放置自転車を用いたレンタサイクルの運営(HUBchari)を開始。その活動は、使い捨てされるビニール傘の修理&販売(HUBgasa)や、一時的な生活支援を行う施設(ホット&ハウス)の運営などに発展しています。本セミナーでは、そんな川口さんのホームレス問題との出会いから生まれた葛藤、そこから見出したあるべき社会の姿、具体的な取り組みなどについてお話を伺います。
■講師プロフィール: NPO法人Homedoor 川口加奈さん
14歳のときに参加したホームレスへの炊き出しをきっかけに、「ホームレス問題」に出会う。怠けているから、好きでやっている、自業自得…などの誤解から理解が進まない真の「ホームレス問題」を解決するため19歳で法人を設立。 シェアサイクルHUBchari事業等でホームレスの人や生活保護受給者累計140名以上に就労支援、300名以上に生活支援を提供する。世界経済会議(通称ダボス会議)のGlobal Shapersやウーマン・オブ・ザ・イヤ―2013若手リーダー部門にも選出される。大阪市立大学卒業。1991年大阪府高石市生まれの24歳。
■会 費 一般の方/3,000円 Liko-net賛助会員の方/2,000円 ■学習単位:1単位(薬樹株式会社 社員の方)<会場へのアクセス>
*東京メトロ銀座線 青山一丁目駅 4番出口(南)より 徒歩3分
■お申込み/お問合せ
お問合せフォームよりお申込み下さい。
⇒申し込みはコチラ
お申込み期限:11月30日(月)18時まで