「Life」上映会のお知らせ2017.3/29(水)18:30~
Liko-netでは人と人、社会、地球とのつながりの大切さを感じる機会として「ソーシャル映画祭」を企画しました。 第16回となる今回は、東日本大震災後の福島で生きる人達と“津波の記憶”を通じて、「いのち」と「あたりまえにあることの大切さ」を伝えるドキュメンタリー『Life』を上映します。上映後は、フリーのジャーナリストであり作品制作者の笠井千晶さんに福島の“今”についてお話を伺います。
■日時: 2017年3月29日(水)18時30~20時30分(予定) 上映後、制作者・笠井千晶さんによるトークイベントあり (21時10分終了予定) ■会場:東京都港区赤坂8-5-26住友不動産青山ビル 西館4F(旧:赤坂DSビル)/薬樹株式会社 ■作品紹介:「Life」
Story
取材風景/福島県南相馬市(2015年3月) Ready forより
2011年3月11日。津波に見舞われた福島県南相馬市。元消防団員の上野敬幸さんは、両親と子ども2人を津波に流され、必死に家族の姿を探していました。その最中、22km先にある福島第一原発が爆発。原発事故による避難指示のため、南相馬市をはじめ多くの地域では、消防や警察による行方不明者捜索や遺体の回収などは行われることはありませんでした。そして今現在も、残された家族や地域住民によって捜索活動は続いています。「福島の被災は、放射能だけではない。」そう語る上野さんをはじめとする福島の人達の姿を通じて、「いのち」や「あたりまえにある幸せ」について考える作品です。
長編ドキュメンタリー制作によせて
津波で家族を亡くした福島の遺族達との出会いは、私にとって衝撃的なものでした。これほどまでに、命が置き去りにされた出来事を、世間はまだ知らない。なぜ目が向けられないのかを、自分なりに考え続け、「Life」制作に至りました。震災からの復興や放射能への不安を叫ぶ、世の中の流れ。そこで見落とされてきた遺族たちの心の声に、カメラは寄り添い続けます。5年間、福島に通う中で、出会いは繋がりに、繋がりは絆に変わりました。いまでは、私にとってかけがえのない場所となった福島。そこに生きる人たちの想いを、長編ドキュメンタリーとして伝え続けたいと思っています。/制作者:笠井千晶(作品リーフレットより)
●2017年/115分/カラ―/日本 ●制作:笠井千晶(映像ディレクター/フリージャーナリスト) 放送局報道記者など15年の経験を経てフリーに。日本民間放送連盟賞テレビ報道番組部門最優秀賞(2004年)など受賞。震災後、東北での撮影と映像制作、個人上映会の開催を続ける。東日本大震災を映像で伝える「想い願うプロジェクト」主催。
2.開催概要
■会 場:薬樹株式会社 青山オフィス 東京都港区赤坂8-5-26住友不動産青山ビル 西館4F(旧:赤坂DSビル) ■会 費:一般の方1,500円 Liko-net賛助会員の方1,300円 COEDO缶ビールまたはオーガニックジュース付き。当日受付にてお支払い頂きます。 ■その他:軽食持ち込み可(音や匂いの少ないものに限ります) ■お申込み/お問合せ HPイベント申し込みフォームからお申込み下さい⇒イベント申し込みフォーム