「料理人ガストン・アクリオ～美食を超えたおいしい革命」上映会のお知らせ 2016．9/29（木）19：00～

2016年08月12日

ビール片手に胸が熱くなる映画を観ませんか？ Liko-netでは人と人、社会、地球とのつながりの大切さを感じる機会として「ソーシャル映画祭」を企画しました。第14回となる今回は、料理を通じて人々の生活や国全体を変えたペルーを代表する料理人ガストン・アクリオの自国と食材に対する愛に溢れたドキュメンタリー「料理人ガストン・アクリオ　美食を超えたおいしい革命」を上映します。上映後は、アンチエイジング・疾病予防において今最も注目を集める「抗糖化」のためのライフスタイル、食材、調理法について、日本臨床栄養協会認定サプリメントアドバイザー/三吉健心さんにお話し頂くとともに、体内の糖化レベルを測定する「AGE(終末糖化産物)測定会」を行います。 ※糖化とは・・・「酸化」をサビとすると、「糖化」はコゲに例えられ、酸化より糖化の方が老化のスピードを早めると言われています。体内の古いタンパク質が糖と結び付くことで老化物質AGEに変化し体内に蓄積します。

■日時：2016年9月29日（木）19時～20時30分　　　　　　上映後トーク＆測定会イベントあり（21時30分まで）

■会場：東京都港区赤坂8－5－26赤坂DSビル４階　　薬樹株式会社/青山オフィス

料理で世界は変えられる

　食や料理は、国のアイデンティティの最も重要な要素であり、人々の生活を向上させ国をひとつにまとめる力を持っている。政治家でも革命家でもない、ペルーを代表する料理人ガストン・アクリオ。料理人としてのキャリアをフレンチから始めたが、やがて念願のレストランには金持ちばかりが集まり、そして自国の食材を活かしきっていないことに気付く。その後、彼は「母国のすばらしい文化を世界へ発信する」という揺るぎない夢と情熱を持ち、生産者との対話、食を通じたコミュニティづくり、料理学校の運営などを精力的に行い、ペルーの文化、そして国自体に大きな革命をもたらした。ペルー人の誰もが言う「ガストンは国を変えた」と。これは夢を描き、味を通して人生を歩む、一人の料理人の物語。

良い食が健康な人、社会、地球をつくる

　食事は空腹を満たすだけのものでも、味覚を満足させるだけのものでもない。食材や調理法が私たちの身体へ与える影響ははかり知れない。また、その土地にあった食材を自然な方法で食べる分だけ育て、食材を活かしたシンプルな調理法で食す。そんなシンプルでローカルを意識した食や生活は、格差や飽食、遺伝子組み換え、環境破壊といった社会や地球環境の課題に対する答えの一つであろう。ガストンは、フレンチスタイルから母国ペルーの料理スタイルに転換したことで、バターや生クリームの消費を大幅に減らし、そのかわりに国産の豊富な食材をふんだんに取り入れ、生産者のストーリーや生活を大切にした。ペルーの食文化は、料理人も食する誰もが誇りをもち、生産者も地球環境も持続可能でいられるまさに良い食のお手本である。

　 ●監督: パトリシア・ペレズ　　●配給：スタイルジャム　　●2014年／ペルー・アメリカ／78分