第3回「ソーシャルイノベーションセミナー2014」を開催しました!  

9/24(水)、「第3回ソーシャルイノベーションセミナー2014」を開催しました。今回ご登壇頂いたのは、観光地ビール「小江戸」からクラフトビール「COEDO」へのイノベーションを成し遂げた、株式会社協同商事コエドブルワリー代表取締役社長の朝霧重治さんです。

1994年の規制緩和により全国で急増した地ビールですが、そのブームは数年で去り、様々な地ビールブランドが消えてく中、独自の原料・製法・技術によって手造りされたクラフトビールを目指し、「COEDO BEER」として生まれ変わったのです。

小規模ブルワリーとして、徹底して美味さにこだわり、お客さまがチョイスできるように様々なバリエーションのビールを造り、新しいビールの愉しみ方を提唱する、これがCOEDOブランドです。

そして、COEDOは日本人の“ものづくり”への姿勢、江戸時代から食されてきた“さつまいも”からアルコールを造る文化など、ビールを通じて日本の文化を世界へ発信しています。

しかし、COEDOビールへのリブランディングは、朝霧さんだけで成し遂げたものではなく、自社や朝霧さんのこだわりを理解するブランディングデザイナーなど社外協力者を含めたプロジェクトとして推進したことが大きな成功要因であったそうです。

「Beer Beautiful」というコンセプト、ホップを家紋に見立てたロゴデザイン、ウェブを通じた消費者とのコミュニケーション・・・すべてが社内外の知恵を終結させたもの。

 会場からでた「どうしてこんな良い出会いに恵まれたのか?」との質問に、「とにかく動いたからでしょうね。そして自分の思いを常に発信していた。」と一言。

動くから点と点が線でつながる、線から新しいイノベーションが起こるのですよね。動いていると、発信していると、自然に縁も寄ってくるもの。改めてそう実感した1時間半のお話でした。