第13回青山ソーシャル映画祭を開催しました!  

 7月28日(木)、青山ソーシャル映画祭にて「ジェンダー・マリアージュ」を上映しました。上映後は、LGBTを含めたすべての子どもが、“ありのままの姿”でオトナになれる社会を目指すNPO法人Rebitの皆さんにお越し頂き、LGBTについての基礎知識や体験に基づくお話をして頂きました!

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 同性婚が合法とされていたアメリカ・カリフォルニア州で、2008年11月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。同性婚が再び禁止されることになりました。この「提案8号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが二組のカップル、クリス&サンディとポール&ジェフ。アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われることになったこの訴訟のもと、かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士、テッドとデヴィッドも手を取り合います。

愛とは、家族とは、人権とは・・・。セクシュアリティの違いも保守派・リベラル派の違いも越えて挑んだ、5年に渡るドキュメンタリー。偏見や差別と闘う4人の原告の強さ、サポートメンバーの結束はもちろん素晴らしかったのですが、一番感動したのは、親御さん、あるいは息子達の深い理解と愛情でした。

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 トークゲストとしてお招きしたNPO法人Rebitで活動する3人は、いずれも性的マイノリティを自認する若者達。Rebitの活動を通じて学校や企業での偏見をなくし、多様な人々が理解し合える社会を目指しています。トークではLGBTの基礎知識に加え、それぞれの体験を交えながら、LGBTの若者が持つ、学校生活や友人家族とのコミュニケーション、就職活動など様々な場面で生きにくさや悩みを抱えていることを話してくれました。  LGBTは「レズビアン」「ゲイ」「バイセクシャル」という3つの性的指向と「トランスジェンダー」という性自認のそれぞれの頭文字をとった性的マイノリティの総称です。セクシュアリティ、すなわち性のあり方は、「からだの性」「こころの性」「好きになる性」3つの要素で説明することができるそうです。 ■レズビアン=「からだの性」と「こころの性」が女で、「好きになる性」が女 ■ゲイ=「からだの性」と「こころの性」が男で、「好きになる性」が男 ■バイセクシャル=「好きになる性」が、異性の場合も、同性の場合もある ■トランスジェンダー=「からだの性」と「こころの性」が一致しないという感覚(性別違和感)をもっている

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 この他にも、「こころの性」を男性、女性のいずれとは認識していないXジェンダーや、いかなる他者も恋愛や性愛の対象とならないアセクシュアル(無性愛)など、さまざまなセクシュアリティが存在します。いずれにしても、多くの性的マイノリティの人達は、自分が異常なのではないか?と悩んだり、周囲の無理解や否定的な言動に苦しんだり、「こころとからだの性の一致している」「異性を好きになる」「男女に区別する」などを当たり前として作られた社会の仕組みや常識に、生きにくさを感じているのです。そして、これは何も若者だけの話ではなく、高齢者も含めたすべての世代に当てはまります。被災地の避難所生活、介護施設での生活など男女別を基本とした集団生活や介助を受ける場面で、自認する性で生活を送れないことに困惑するなどの事例も多いのです。  13人に1人はLGBTであると言われる日本において、身近に必ず、ありのままの自分であることに悩み苦しむ人がいる。「ゲイの話は、自分に関係ない」という人にこそ、聞いてほしかったお話でした。